嫁のためにアプリを作って色々学んだ話

注意
Ver1.0 → 1.1 更新時にAppleより色々とツッコミを受けた影響で、本文中の紹介と現時点でのアプリの名称やアイコン等は異なっています。

うちの嫁さんは宝塚歌劇団の大ファン。もちろん(最近はコロナ禍で延期、中止が相次いでますが)実際に宝塚大劇場まで足を運んで演劇鑑賞はもちろん、自宅では専門チャンネル、インスタなどどっぷりハマっております。

毎日、アプリであっちのサイト、こっちのアプリと毎日忙しく情報収集している姿をみて、アプリ作ってあげました。まさに嫁専用アプリ。

機能は、単純に、宝塚歌劇団をメインコンテンツにしているブロガーさんのRSSを巡回して最新記事数件をリスト表示、それ以外は、Twitter(ヤフーリアルタイム検索)や公式Facebookなどワンアプリで見れるようにしただけのものです。

製作期間わずか数時間w. 超爆速開発、色々と相当雑です。

内容はともかく作る過程でデザイン面で色々学びがありました。というお話です。

アプリ名称

公式っぽいアプリ名称つけたらAppleさんから却下されるよ、とアドバイスしたところ悩みに悩んででた名称が「The 宝塚」、さすがぶっ飛んでます。絶対私の脳内からは出ないアプリ名称でした。本人お気に入りでナイスなネーミングらしいです。

アイコンデザイン

次にアプリアイコン。私は、デザインセンスゼロなので、いつもアプリを作るときはFlaticonというアイコンサイトを有料登録してますので、そこから複数組み合わせもOKだよ、と言いつつ選んでもらいました

その結果出あがったのがこのアイコン (笑。 これまた私だと絶対に到達しないデザインです(笑

当人としては大絶賛です。背景色など、SketchのApp Icon テンプレートそのままです… (これが最高らしいです)

タブメニューバー

次にこのタブメニュー。この背景色も「エッまじで!これでいいの?」と何度も聞き返した。自分としてはどうなん?という配色。それ以上に、なにこれ、全部同じアイコンやんwww…. 良いらしいですこれで。(本人曰く最高!らしいです

ブログ記事一覧画面

ブログ記事が閲覧される画面。背景色は記事タイトルに「組」(宝塚歌劇団は、雪,月,花,星,宙 という組に別れて活動している)が含まれたらそのシンボルカラーでわかりやすくアイテムを表現してみました。その配色の案ですが、当初は左のデザインで提案しました。その時のやりとり

いまいちインパクトが弱い!全部塗ってくれ!
えっ? 文字見にくくナルよ!、特に、ブログタイトルとか更新日時とか灰色にしてるから余計に

そんなもの見ないのでどうでも良い!
ハイそうですか。じゃあ、試しに塗ってみますね。

最高やないか!

その他

Appleの審査にかなり手こずりました。5回ぐらい却下されました。主な理由は

  • 当初、メニューに「宝塚歌劇団公式HP」というボタンを設けていたがそれは公式っぽくみえるから却下(許可されて無いだろうと怒られる)→ 「その他」のメニューの中に入れたらOKになった。
  • サブタイトルが公式を連想させるので却下。→ 無難なテキストに変更した
  • 年齢制限4+ にしてたら、YouTube とかアプリ内で表示してるなら 17+ にせよとして却下。→ 17+ にした。

最後に

私も仕事柄ユーザが何を求めているかを常に想像しながらモノづくりをしているという自負があるのですが、多分こんな感じで良かろう、と思っても実際に使う人にとっては、アプリの着目する視点が違うこともあるんだなぁ、と今回かなり学びました。

  • 作り手は全体感、トータル的な見た目に拘りがち
  • 利用者は必要なものが使いやすく、かつ見やすくが最優先(それを満たされたら不必要なものは全くどうでも良い)

まあ、私の嫁一人のリサーチ結果なので一般化は危険な気もしますが、玄人用のモノを作っているわけじゃないので、マスなユーザは似たようなものじゃないかなと。

100詰め込み、かつ、100バランス良く配置したいという作り手の想いより、そのうち顧客が真に必要な30が見やすく使いやすく、タイムリー(素早く)に提供することが求められていること。とりあえず30で使ってもらい、フィードバックをもらい、+10,+10とアプリを育てていくアプローチは今はアプリ開発ではよく言うベストプラクティスですね。ただ、まだまだ、真を見極めてないなぁ、そのサービスのバリュー(30)は何か?ということを常に考えることがモノづくりの基本だなぁと思いました。

「顧客が本当に必要だったもの」という有名なIT絵がありますが、まさにこれを実感した感じです。日々勉強。

今回のシステム構成
The 宝塚

The 宝塚

Hideto Yuzawa無料posted withアプリーチ